研究プロフィール
- 現職: 博士後期課程3年(2026年1月現在)
- 博士課程時代の分野: 社会医学、疫学
- 博士課程時代の研究テーマ: 健常者集団における生活習慣と循環器病危険因子等の関連
博士課程の1日の研究スケジュール
| 時間帯 | 内容 | 補足・ポイント |
| 10:00〜13:00 | データ解析 | データ解析、資料作成など |
| 13:00〜14:00 | 休憩 | 休憩 |
| 13:00〜19:00 | データ解析、1日の振り返り | データ解析、資料作成など 結果考察、仮説立てなど |
研究生活で使っているツール
- 研究系ツール: PubMed, JMP, ChatGPT, Perplexity
- 仕事系ツール: ChatGPT, Perplexity, Office, Adobe
研究環境
- 指導教員数: 2人 (教授と専任講師)
- 指導スタイル: 教室抄読会が月に2回(任意参加)
自身の研究は完全に自分で進め、定期的に報告・相談するスタイル - ラボ構成: 教員8人程度、博士・修士・研究員20人程度
- コアタイム: 概ね9時〜17時だが、自由
- 研究室の長所: 資金と設備が充実している。
講師や助教の方が付いてくれるので、相談しやすい。
物理的に通学できなくてもオンラインによるコミュニケーションで研究を進められる。 - 研究室の短所: 良くも悪くも自分で研究を進めなければならない。お尻を叩かられて進めるスタイルではない。
プライベートとお金関連
- 主な休日(研究室に行かない日)はどれぐらいある?: 基本的に研究室には行かない。1年生の前期は単位を取るために通学していたが、それ以降は2ヶ月に1回程度。
- 休日は何をしている?: 平日に仕事して休日に研究することがほとんど。オフの日という概念があまりないが、夕方や夜はサウナにいく。また、ジムでランニングすることもリフレッシュになっている。家族と出かけたりすることも。
- 主な収入(学振/RA/TA/奨学金/バイト等): 会社経営を行っているため、役員報酬が主な収入。奨学金は研究科奨学金に申請した。
- バイトとの両立は可能?: 社会人と両立しているので、可能だと考える
| 費用 | 月額(円) |
| 家賃+光熱費 | 110,000 |
| 食費 | 40,000 |
| 生活雑費 | 20,000 |
| 学費 | 100,000 |
| 娯楽費 | 20,000 |
博士進学を決めた理由
- 大学卒業後、管理栄養士として働いており、学び直しのために公衆衛生学修士に進学し、修士時代に起業した。起業後、さまざまな方と話をさせていただく中で、自分自身のステップアップをさらに行っていきたいと思うようになり、博士課程進学を決めた。
- 管理栄養士から医学研究科の博士課程に進学することが、管理栄養士のキャリアのロールモデルになると思ったため。
- 海外のヘルスケア関連企業の方や政治家とコミュニケーションを取る際に、博士課程まで進んでいることが信頼につながるため。
修了後の進路
- 自分の周りの博士学生の進路: アカデミア、ヘルスケア企業
- 博士課程のスキルについてどう思う?: 大学で教鞭をとりたいなら必須であるが、民間企業に務めたいなら必須ではないと思う。あくまで、自分の将来像と今の自分がやりたいかどうかで決めるべき。
- 博士課程で得た研究以外の力: セルフマネジメント力(スケジュールだけでなく体調なども含む)、仮説思考
- 修了後の進路(希望): 現在経営している会社を成長させる
- 将来への楽しみ: 将来の楽しみというより、今の延長でステップアップしていきたいと思っている
- 将来への不安: 特になし
これからの博士学生への率直なアドバイス
博士課程進学前に知っておくべきこと
実際に研究室に連絡・訪問し、研究室の雰囲気やメンバーの人柄を知ることが一番重要だと思います。博士課程は修士よりも人間関係がウェットです。また、研究がうまくいかなくなったときのマネジメント力も問われます。そういうときに先生やメンバーに相談できそうかどうかはかなり大切です。指導教官の先生だけでなく、研究室の先輩の論文なども一通りチェックしておくと、研究室全体の方向性がわかるので、その点も確認しておくと良いと思います。 大学ごとに奨学金や助成金も異なり、かつ、申請時期がまちまちなので、その点はかなり早い段階で調べておくと良いです。何から調べれば良いかわからなければ、先輩に聞く、学生課に聞くなど、人を頼る方が早いことも多々あります。
また、意外と見落としがちですが、指導教官が学生に対してどのような指導スタイルをとっているかは重要です。手取り足取りサポートしてくれるのか、放置なのかは、相性があるので、自分はどのように指導してほしいのかわかっておくことも大切です。
さらに、社会人学生になると、平日は仕事・休日は研究など、スケジュール能力や家族のサポートなども必要で、自分の生活全般を俯瞰して捉えながら、数年間をコントロールすることが必要です。研究がうまくいかないと仕事に逃げてしまうこともできるのですが、そうならないように自分を律する能力が問われます。
覚悟しておくべきこと
ストレートで博士課程へ進学すると、社会人になるのが遅れます。そして、その間に周りが結婚したり、出世したり、と比較してしまうこともあります。博士号を取得しても将来が確約されているわけではありません。さらに、取得するまでも研究がうまくいかなくなったり、自分のモチベーションが落ちてしまったりと、セルフマネジメント力がかなり問われます。他人と比較せずに自分の未来を信じる力と今やることを淡々とこなす力を身につける必要があります。
最後に一言
博士課程に進学する理由は、なんでも良いと思います。将来、アカデミアに進みたい、研究者として一流になりたい、海外で研究を続けたい、企業研究者として活躍したい、単純に「博士号」が欲しいなど、人によって理由はさまざまです。ただ、自分のそのモチベーションを大事にしてほしいと思います。私自身、博士号を取得したからと言って、人生が大きく変わるかと言ったらわかりません。でも、進学したことに後悔はありません。自分の未来を広げる切符の1つにはなると思っています。また、人とのつながりも増えました。落ち込むことや悩むことがあれば、すぐに人に相談すれば、だいたい解決できます。自分1人で考えることも大切ですが、困ったら周りを頼ることもセルフマネジメント力の1つです。ぜひ、博士課程の生活を楽しんでください。