研究者プロフィール

  • 現職: 学振PD研究員(2025年現在)
  • 博士課程時代の分野: 医学、生命科学
  • 博士課程時代の研究テーマ: ―

博士課程の1日の研究スケジュール

時間帯内容補足・ポイント
9:00〜10:00研究室到着・朝食
10:00〜12:00実験
12:00〜13:00昼食・同僚との雑談時々ラボメンバーと外食。
13:00〜20:00実験週1回グループのミーティング
20:00〜21:00夕食
21:00〜23:00実験
23:00 24:00帰宅明日の実験スケジュールを整理。試薬準備を並行。

研究生活で使っているツール

  • 研究系ツール: PubMed, Prism, Fiji
  • 仕事系ツール: ChatGPT, Zotero, DeepL

研究環境

  • 指導教員数: 2人
  • 指導スタイル: 1人の指導教員からは頻繁にコミュニケーションをとって実験を進めている。もう一人の先生からは週1回のミーティングでアドバイスをいただく。
  • ラボ構成: 先生と学生合わせて30人~40人。博士課程が多めで10人くらいいる。
  • コアタイム: 厳密ではないが9時から5時まで。
  • 研究室の長所: 先生がいい人。
    グループメンバーがいい人。
    お金があって制限なく実験ができる。
    自分のペースで自由に実験ができる。
  • 研究室の短所: マウスを扱っているので、ハムスターなどのげっ歯類を家で飼うことができない。

プライベートとお金関連

  • 休日(研究室に行かない日)はある?: ほぼ毎日行っています。(強制はさせられているわけではありません)
  • 休日は何をしている?: バイトと実験
  • 主な収入(学振/RA/TA/奨学金/バイト等)DC1(20万円/月)
  • バイトとの両立は可能?: 可能(土日祝日のランチタイムに飲食店でバイト)
  • その他?: 所属するプログラムの関係で学費免除
費目月額(円)
家賃+光熱費50000
食費30000
生活雑費10000
 学費0
税金・保険など30000
娯楽費2000
その他5000

博士進学を決めた理由

  1. 学部時代の研究が楽しくて続けたかったため。
  2. 大学の博士課程のプログラムが充実していたため。

修了後の進路

  • 自分の周りの博士学生の進路: 企業の研究職が多い。
  • 博士課程のスキルについてどう思う?: 自分で計画立てて実行する作業は社会に出ても役に立つと思う。仮説を立てて実験して考察する過程は、博士卒業後に研究室や研究内容や実験方法が変わっても役に立つと思う。
  • 博士課程で得た研究以外の力: 自己管理能力、大勢の人の前で話すこと
  • 修了後の進路(希望): ポスドクとして国内の研究室
  • 将来への楽しみ: アカデミアに残れば好きなことができると思っている。
  • 将来への不安: アカデミアには残りたいが、稼げるか不安。

これからの博士学生への率直なアドバイス

博士課程進学前に知っておくべきこと
・研究室の先生がいい人かどうか。
・研究室のメンバーがいい人かどうか。
・研究室の評判がいいかどうか。

覚悟しておくべきこと
研究室によっては論文の質を求めて、博士課程の間に論文が出せずに(卒業基準を満たせずに)オーバードクターになる人がいる。自分の研究室の先生は学生優先で卒業させてもらえるが、研究室によってはオーバードクターの人が何人もいる。

最後に一言
研究室を決める際は、研究内容も大事ではありますが、それよりも誰と仕事するかが非常に大事だと思います。自分は学部時代から7年間、同じ研究室に所属しています。研究室を選んだ当初は何も考えずにただ研究内容だけで選びましたが、自分は運が良くラボの先輩や先生がとても良い人で、楽しく研究活動に勤しむことができました。他の研究室では先生がとても厳しかったり、雰囲気が悪かったりするところがわずかですがあります。研究室を決める際はそのラボの先生だけでなく、他のメンバーや周りからの評判をよく聞くことが大事だと思います。研究に興味があって、自分に合った研究室を選ぶことができればとっても楽しいと思います!