- 現職: 博士3年(2026年現在)
- 博士課程時代の分野: 循環器内科学,運動生理学,薬理学
- 博士課程時代の研究テーマ: exerkineによる心筋保護効果の解明
目次
博士課程の1日の研究スケジュール
| 時間帯 | 内容 | 補足・ポイント |
| 7:30〜8:30 | 研究室到着 メール・実験予定確認 | 前日に整理した実験スケジュールを確認. 毎週木曜日はCell, Nature, Science本誌と姉妹誌をネットサーフィンして新しい論文をチェック. 毎週木曜日は8時からラボカンファ |
| 8:30〜12:00 | 実験①(細胞培養・細胞実験,手術・解剖などの動物実験) ドライの解析をやることも | 申請書などの提出書類がある場合はこの時間に行う. |
| 12:00〜12:30 | 昼食 | 決まった時間にとるというよりは実験の合間で時間を見つけて食事という感じ. |
| 12:30〜19:00 | 実験②(手術・解剖などの動物実験) ミーティング | 忙しくなければ,in virto実験は午前中,in vivo実験は午後からのことが多い. 毎週水曜日は18時からラボカンファ |
| 19:00〜20:00 | データ整理・解析 | Rstudio, Positron, Fiji, Prismなどを使ってデータ解析と結果考察. |
| 20:00〜22:00 | 資料作成 | ミーティング用の資料・申請書作成. |
| 22:00~ | 帰宅 |
研究生活で使っているツール
- 研究系ツール: PubMed, Prism, Fiji, Rstudio, Positron
- 仕事系ツール: ChatGPT (Codex),ClaudeCode, Biorender, Papers, DeepL
研究環境
- 指導教員数: 3人 (研究室には教員は4人程度)
- 指導スタイル: 薬理学講座と循環器内科のリサーチミーティングが毎週あり,実験結果について異なる視点からアドバイスをもらえる.
- ラボ構成: 教員4人程度、学生15人程度
- 研究室の長所: 資金は比較的充実しており,研究内容も循環器領域から神経内科領域まで幅広いため,様々な解析ができる.また,臨床講座とのコラボレーションで臨床検体の解析や臨床研究にも力を入れている.
- 研究室の短所: 大学院生が少ない…
プライベートとお金関連
- 主な休日(研究室に行かない日)はどれぐらいある?: 土日のどちらかは行かないようにしている.
- 休日は何をしている?: 家事や運動 (ジム, ランニング)
- 主な収入(学振/RA/TA/奨学金/バイト等): 学振 (20.0万円/月), RA (7万円/月), PT 外勤 (7万円/月)
- バイトとの両立は可能?: 可能
- その他: D1までは日本学生支援機構の奨学金を借りていた.
| 費目 | 月額(円) |
|---|---|
| 家賃+光熱費 | 8万円 |
| 食費 | 3万円 |
| 生活雑費 | 2万円 |
| 学費 | 4.5万円 |
| 税金・保険など | 6万円 |
| 娯楽費 | 3万円 |
博士進学を決めた理由
- 学部時代からなんとなく大学院にいきたいと思っていた.
- 臨床を経験するうちに意外と臨床の意思決定には曖昧な部分が多いことを実感し,それに気持ち悪さを感じたから.
修了後の進路
- 自分の周りの博士学生の進路: アカデミアや大学の研究室(海外のポスドク)が多い.
- 博士課程のスキルについてどう思う?: 民間企業でも研究職に就く場合は、博士課程のスキルは重宝されると思う。特に大企業の研究職には博士取得者が就いている印象。また、大学で研究職をやりたい場合、博士課程は必須と思われる。
- 博士課程で得た研究以外の力: 今はできないこともでもどうやったらできるか,誰とコラボレーションすればできるのかを考えて行動に移せる実践力とディレクション能力
- 博士課程修了時の業績について: (D3時点)co-first 1報,学会発表数 7回 (国内学会5,国際学会2),研究助成金獲得数 5件
- 挑戦すべき助成金: とにかく出せるものは全部出す.
現在の研究生活について
- アカデミアに残ると決めた理由: 楽しいから
- 博士課程修了後の進路の決め方: ラボの先生や教授のコネクションなど
- アカデミアに残ってよかったこと: 新しいこと,良い結果が出た時の喜び
- アカデミアに残って難しさを感じたこと: キャリア形成に不確定要素が多いこと
- 現在の月収(任意): 35万円
これからの博士学生への率直なアドバイス
博士課程進学前に知っておくべきこと
やりたい研究ができるかどうかと同じくらい,生活費や研究費でこまらないかがとても大切だと思います.助成金や奨学金を出すタイミングやいつから募集されているのかなど,院生生活を走り抜くための情報を早いうちから収集しておくことが大切かと思います.入学してから動き出すのでは遅いこともあります.
覚悟しておくべきこと
研究がうまく行っていない時は,自分が想像している以上にキツかったです.研究だけの生活になると大変だと思うので,「研究をしていない時の自分」を持っていると心の余裕につながると思います.
最後に一言
結局は自分の人生なので,だれも責任はとってくれません.それなら自分が楽しいと思えることに全力投球するのがいいと思います.大学院に進学するにしてもしないにしても,その選択を正しいものにするための日々をすごくことが大切だと思います.
研究生活の一幕
2026年の国際学会での発表
国際学会での初めて審査演題に選ばれた際の写真です.
とても緊張しましたが,この緊張感も日々一生懸命研究に向き合ったご褒美だと思って楽しめました.
